出産直後のママとベビー~母子同室がよい訳
出産した後の入院中、ずっと赤ちゃんと同じ部屋でお世話ができること。これがその後のママの育児行動に大きな影響を与えるということが、イギリスの周産期医学の専門家の研究によって証明されているそうです。
詳しくは「子どもへのまなざし」佐々木正美/著 をご覧いただければと思います。
その研究内容を簡単に説明しますと・・・
・出産直後から退院まで母子同室のグループ(実験群)
・出産後にちょっと見せた後、授乳時以外は新生児室でベビーを預かるグループ(普通群)
この二つのグループのママ達の育児行動に、明らかな違いがみられたというものでした。
追跡調査として行われた、子どもの検診の際に
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普通群のお母さんは、「さあ、赤ちゃんをこちらにください」と看護婦さんにいわれると、さしだされた看護婦さんの手に赤ちゃんを、さっとわたしてくれる、そういうお母さんが多いということがわかりました。ところが、実験群のお母さんのほうは、「さあ、どうぞこちらに」と看護婦さんが手をさしのべても、診察台まで、自分で連れていこうとするお母さんが多いのです。そして、赤ちゃんの着ている服を、自分でぬがせようとするお母さんが多いのです。普通群のお母さんは、看護婦さんに預けっぱなしでみている人が多い、そして物理的にも心理的にも、実験群の母親よりやや客観的にみているのです。
----------「子どもへのまなざし」(佐々木正美 )より
なにげない行動の違いのように思われるかもしれません。でも、この行動が「無意識」に行われるという点に、私は注目しました。というより、感銘してしまいました。この行動から、同室のママ達のほうがベビーに、より愛着を感じているということがうかがえるような気もします。
一方で、10ヶ月間もお腹の中にいたわが子と、生まれた途端に分かれ分かれにさせる。こんな不自然なことが堂々と行われていることに納得がいかない思いでいっぱいです。
chiiが、上の子二人を出産した産婦人科では、たまたま母子同室でよかったのですが、多くのママさんのお話から「どうして新生児室に預けずに自分のそばに連れてこなかったんだろう」と後悔されているのを知りました。初めての出産で右も左も分からず、言われるまま流れにまかせて、「ベビーは新生児室に預けるものだ」と思いこんでしまう。そういう産婦人科のシステムの弊害を少しでもなくすことができないかなぁ、と強く感じています。せめて、出産したばかりの何も分からないママさんには、「一緒に同室にしますか?つらい時だけ預かりますよ」というくらいの選択肢をあげて欲しいと願っています。
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